Blog スタジオカーサの日常

「広いリビングがほしい」と感じる方へ。理想の空間を手に入れるために大切な視点とは?

こんにちは。スタジオカーサの樽角です。
お客様からヒアリングを行う際に

「〇帖以上のLDKがほしい」といった

ご要望をよくいただきます。

しかし、帖数だけで空間の広さや快適さを

決めると理想とは異なる居心地の空間に

なることもあります。

実際、プランニング段階では平面的な図面

見ますが生活するのはその空間の「中」

です。

つまり、感じる広さや快適さは

単に「広さ」ではなく空間の構成や見え方

使いやすさが関係してくるのです。


キッチン、ダイニング、リビングで

異なる目線の高さが

空間の見え方を左右する

リビング・ダイニング・キッチンが一つの

空間として設計される場合

それぞれで「見え方」が異なることを

ご存知でしょうか?

  • キッチン:立ち目線(1.4~1.6m)
  • ダイニング:座り目線(1.0~1.2m)
  • リビング:さらに低い目線(0.8~1.0m)

これらの目線の違いにより、同じ空間でも

異なる視点から風景や雰囲気が変わります。

そのため、居心地の良さや広さの感覚も

変わってきます。


空間認識における

「立体」と「心理的な要素」の重要性

空間の広さを感じるかどうかは

ただ床面積だけでは決まりません。

実際には、以下のようなさまざまな要素が

組み合わさって感じ方が変わります。

  • 立体的な構成:壁・天井・床の位置関係
  • 光の取り入れ方:自然光の入り具合
  • 色や素材感:家具や壁の色・質感
  • 視線が届かない場所視覚的に「奥行き」や「期待感」を生む場所

これらの要素が合わさることで

心理的に「広い」「居心地が良い」

と感じる空間が生まれます。


「狭い」と感じたのはどんな時?

動線や家具配置も広さの感じ方に影響

過去に「このリビングは狭い」と感じた

経験はありませんか?

その場合、単純な床面積ではなく

家具の配置や動線の交差が

影響していることが多いです。

広さを感じるには、動きやすさや

空間の使いやすさも大きく関わってきます。


家族の成長とともに「居場所」が変わる

LDK設計

私がLDKの設計を考えるとき

特に「居場所」を意識します。

それぞれご家族がどこにいて

どんな時間を過ごすのか。

お子様の成長やご夫婦の関係性の変化と

ともに家族みんなが居心地良く感じられる

「距離感」や「配置」が重要です。


注文住宅のLDKは「広さ」だけで決めずに

「居心地」を大切に

注文住宅は、家族を長年包み込む

大切な場所です。

賃貸住宅のように「広さ」だけで選んでしまうと

使いやすさがあっても

居心地が欠けてしまうかもしれません。

理想のLDKを手に入れるために

広さだけではなく

「家族全員が心地よく過ごせる空間」を

一緒に叶えましょう。

この記事を書いた人

樽角 健一
設計・インテリア担当

樽角 健一

Kenichi Tarukado

樽角 健一の書いた記事

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