外構の素材えらびと、真砂土のこと
- Category:暮らしの風景(設計士ブログ)
- Writer:野口 妙子
こんにちは!設計担当の野口です◎
本日は朝から、植栽工事の立ち合いに行ってきました。
家づくりの最後の仕上げともいえる「外構」。
お引き渡しが近づいてくると、建物の完成と同時に、お庭やアプローチの整備が進んでいきます。
私たちもよく、
「どんな素材を使ったらいいですか?」
「芝やコンクリート以外で、自然な雰囲気にしたいんです」
というご相談をいただきます。
そんな時に、ひとつの選択肢としておすすめするのが「真砂土(まさつち)」です。
真砂土って、どんな素材?
真砂土は、花崗岩が風化してできた自然素材。
見た目は素朴で、やや黄色味がかった、あたたかみのある色合いです。
雑草が生えにくく、水はけもよいので、お庭や駐車場まわりの仕上げ材として重宝されています。
表面をしっかりと転圧することで、適度な硬さと落ち着いた風合いが生まれます。
また、コンクリートよりも熱を持ちにくく、夏場の照り返しがやわらぐというメリットも◎
“素材の余白”を楽しむ外構
外構においても、建物と同じように「余白」や「変化」を受け入れられる素材を選ぶと、
時間とともに味わいが増していきます。
真砂土のような自然素材は、草花のグリーンとも相性がよく、
季節のうつろいを引き立ててくれる存在です。
「整えすぎない心地よさ」をつくるために、素材の選択肢として取り入れてみるのもおすすめです。
まとめ
真砂土は、「見た目の美しさ」だけでなく、
使いやすさや環境へのやさしさ、そして建物との調和も考えたうえでご提案しています。
家の外構もまた、「暮らしの風景」の一部。
外と内をつなぐ大切な場所だからこそ、素材の選び方にも心を込めていきたいですね◎
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