Blog スタジオカーサの日常

外構予算の重要性と建物設計の関係 – リヴアース事例から学ぶ

 

こんにちは、スタジオカーサの樽角です。

 

先日、岐阜県のリヴアースさんの完成したお家を見学させていただきました。
リヴアースさんは「庭の無い家は設計しない」と宣言されるほど
庭の設計に力を入れている会社さんで
実際の空間では庭が与えてくれる暮らしの豊かさを感じることができます。
(写真は見学させていただいたリヴアースさんの現場です)

 

詳細は別のブログでお伝えするとして
今回お伝えしたいのは、外構の予算を建物と分けて考えてはいけないということです。

外構は建物のプランと密接に結びついており建物の計画が変われば外構も変わりますし
外構が変われば建物も変わります。

 

外構は道路から玄関までの動線を豊かにし建物の外観のバランスを整え
窓から見える景色を作り出します。

建物の玄関の位置、窓の位置、配置、外観(色や形)と大きく関係しています。

ですのでプランの中に外構が含まれていないとしたら
それはまだ設計が完成していないということです。

 

外構を建物とは別の業者さんにお願いすることはよくあることだと思いますが
外構の基本設計は建物の設計士に依頼しないと
建物とチグハグな外構ができあがったり
家のボリュームに対して植栽が不足するようなことも少なくありません。

 

建物の予算を決めてから残りを外構に充てるのではなく
建物と外構との予算のバランスを取りながら
全体の予算を取りまとめていくことがとても大切です。

 

今回お伝えしたプランによる影響のほか
計画する土地の広さや道路との高低差によっても大きく変わります。
現地確認から基本設計段階で
どの程度の外構の予算をとっておくことが必要か
家づくりの序盤では、ざっくりでありながら適当な予算配分が
全体の資金計画や土地選びにも影響するところです。

 

ぜひ、外構も設計士にお任せいただくことをおすすめ致します。

 

この記事を書いた人

樽角 健一
設計・インテリア担当

樽角 健一

Kenichi Tarukado

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