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スタジオカーサの日常
子供部屋を小さくすることで享受できること
- Category:暮らしの風景(設計士ブログ)
- Writer:樽角 健一
こんにちは、スタジオカーサの樽角です。
プランにおいて、重要なポイントの一つが
「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)」ですが
同じくらいプランに影響するのが「子供部屋」です。
皆さんは、どのように子供部屋をご計画でしょうか?
私の設計では、子供部屋を6帖以上の広さで
ご提案することは、あまりありません。
なぜなら、子供部屋を小さめに設計することで、
他の共有スペースを広く取り
その場所が家族みんなの新しい居場所になる
と考えているからです。
たとえば、子供部屋に隣接する廊下を少し広めにして、
デスクスペースや本棚を設けたり、椅子を置いたり
することで、ただの「通路」ではなく、居心地の良い
空間に変えることができます。移動するだけの場所が
読書やリラックスのためのスペースになるのです。
また、LDK以外にも共用の場所があると
子供たちが読書をしたり、考え事をしたりしながらも
家族の様子を感じられる「程よい距離感」を保つことが
できますし、親からも声をかけやすくなるなど
家族とコミュニケーションする時間が自然と増え
親子関係がより深まるかもしれません。
私も子育て中ですが
子供は親が思った通りに部屋を使わないですね。
広い子供部屋を与えるよりも
より豊かな時間が増える事になると思います。
この記事を書いた人
設計・インテリア担当
樽角 健一
Kenichi Tarukado