Blog スタジオカーサの日常

未来も考えた家づくり

未来も考えた家づくり

 

ロングライフラボさんの企画で
埼玉県にある産廃屋さんのイメージを変える先進的な取り組みと経営で注目を集めている企業
石坂産業さんの資源再生工場の視察に参加してきました。

 

脱炭素という言葉が世の中に広がって久しいですが
現在は 脱炭素⇒資源循環 へと新しい考え方へと移行し
サステナビリティ(持続可能性)を超えてリジェネレーション(再生)へと
発展しています。

 

すべての廃棄物を再資源化することを目指されていて
その再資源化率はなんと98%!
日本の再資源化率は16%
こちらの工場はめざすべき未来の工場といえるでしょう。

 

それでも2%は再資源化できていない。
その理由は、廃棄されるときのことを考えて設計されているか
複合資材とおっしゃっていましたが、異なる素材が接着されてしまっていて
分別することができない廃棄物は資源化することが難しいそうです。

 

環境への負荷を最小限にするためには
産業に使われる資材を円環することが求められており
サーキュラーエコノミーといいます。

リユースやリサイクルとの違いは、作られる段階で再資源化が考えられているか
資源には限りがあり、現在産業で使われている様々な資源の多くは
このままでは100年後に枯渇してしまうことが分かっています。
そのためには、廃棄を資源化しなければなりません。

 

さて、今回の研修の中で。日本の産業廃棄物の量は一般家庭ごみの量の9倍
その中で、建築関連は3位とのことです。

私たち、住宅を建築する仕事に携わるものとして、向き合わなくてはいけません。

家は長く使われるものです。今工場に運ばれる廃棄物は40~50年前の建物を
解体した廃棄物です。

 

私たちが今つくっている住宅も40年以上たった時には廃棄物になることもあります。
40年後の廃棄物を資材とするためには、今私たちがどう行動するかによってきます。

今回の視察で、その資源化の取り組みが素晴らしい事で済ませるだけではなく
作り手として私に何ができるかを考えさせられる機会をいただきました。

 

解体されたときに資材となる材料の選定
長い時間を超えても愛されるデザイン
一度見つめなおして、今やれることをやっていきます。

 

石坂産業さんは今を犠牲にせずに、人と未来にしっかりと向き合った
とても素敵な会社でした。

 

工場の周りには地域の方々とのつながりを大切にされている三富村という
開かれた雑木林の公園施設や、とても素敵なカフェやおいしいパン屋さんも

 

こちらの工場見学は年間通して一般の方はもちろん親子でも参加できるそうです。

将来、家を引き継ぐことになるお子様と一緒に
みらいも考えた家づくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

樽角 健一
設計・インテリア担当

樽角 健一

Kenichi Tarukado

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