湿度を下げる方法
- Category:暮らしの風景(設計士ブログ)
- Writer:樽角 健一
湿度を下げる方法
こんにちは。スタジオカーサの樽角です。
いよいよ夏本番ですね。連日の猛暑で
エアコンが欠かせない季節になりました。
先日、岐阜県の鳳建設・森さんによる空調講座に参加してきました。
森さんは工務店業界では「空調のスペシャリスト」として知られる方です。
今回で4回目となる講義のテーマは「夏の空調」。
その中でも、とても興味深かった「湿度」についてご紹介します。
冷房しているのに湿度が下がらない?
夏になると気になるのが湿度です。
湿度が65%を超えると、肌がベタついて不快に感じる方も多いのではないでしょうか。
最近では断熱性能・気密性能の高い住宅が増えていますが
「室温は下がっているのに湿度が下がらない」というケースが意外と多くあります。
その理由は、エアコンの仕組みにあります。
エアコンは設定温度に達すると冷房運転を弱めたり停止したりします。
冷房が止まると除湿もほとんど行われなくなるため、湿度だけが高いまま残ってしまうのです。
高性能住宅は室温が下がりやすいため、この状態になりやすいというわけです。
湿度を下げるポイント
では、どうすれば湿度を下げられるのでしょうか。
答えは、とてもシンプルです。
エアコンをできるだけ止めずに運転し続けること。
エアコンは、室内機の吸い込み口に暖かい空気が入ることで冷房運転を続けます。
そのため、エアコンは家の中で比較的暖かい場所に設置するのが効果的です。
暖かい空気は上へ昇る性質があるため、
- 窓際
- 吹き抜け上部
- 高窓付近
などは、エアコンを設置する場所として適しています。
エアコンは大きければ良いわけではない
もう一つ大切なのが、エアコンの容量です。
「大きいエアコンの方がよく冷える」と思われがちですが
必要以上に能力が大きいと短時間で設定温度に達し、運転が止まりやすくなります。
すると除湿時間も短くなり、湿度が下がりにくくなってしまいます。
そのため、適切な容量のエアコンを選び
風量を弱めに設定して長時間運転するほう
、室温だけでなく湿度も安定しやすくなります。
再熱除湿という選択肢も
最近は「再熱除湿」機能を搭載したエアコンも増えています。
再熱除湿とは、一度空気を冷やして水分を取り除いたあと
冷えすぎた空気を適度に温めて室内へ戻す仕組みです。
通常の冷房よりもしっかり除湿できるため
「部屋は涼しいのにジメジメする」と感じる方には、とても効果的な機能です。
夏の快適さは、室温だけでなく湿度によっても大きく変わります。
高性能住宅だからこそ、「どう冷やすか」だけでなく
「どう除湿するか」が重要になります。
もし「エアコンは効いているのに何となくベタベタする」
と感じることがあれば、エアコンの運転方法や容量
再熱除湿機能などを一度見直してみると改善するかもしれません。
快適な住まいづくりの参考になれば幸いです。
この記事を書いた人