2年点検で嬉しかったことと、学び
- Category:暮らしの風景(設計士ブログ)
- Writer:小山 郁美
こんにちは!
スタジオカーサ小山です^^
先日笹沼と一緒に2年点検でお施主様のお家にお邪魔しました。
床のメンテナンスや、給気口のフィルター交換など
こちらからお伝えしたメンテナンスの方法をしっかり実施してくださっていて、
とても丁寧に暮らされている事が嬉しかったです。
お施主様とのお話の中で特に嬉しかったことが、
過去に私が提案したプランを全て保管して下さっていて、
今でも見返しているというお話を頂けたことです。
当時提案したプランを一緒に見ながら『このプランもアリでしたね~』
とお施主様と一緒に思い出に浸れた時間が最高に幸せでした。
また、会話の中で、
実際暮らされてみて、こうしても良かったな
と思うポイントはあるか、という話題になりました。
その中で
『キッチンはセパレート2型ではなくI型壁付でも良かったな』
というお話がありました。
当初の要望としてはお子さんの方にすぐ目線が行くように
という事で、解決案として2型でシンクに立った時にリビング側に目がいくように
計画をしたが、
『実際料理をしている時、皿を洗うとき、
ずっと手もとを見ている事が多く、ずっとこどもの事を見ているかというとそうでもない。
仮に料理をしながら見届けるとしても、その年数としてはそう長くない。
今の形に後悔は無いが、
I型で壁付にすればLDKのレイアウトにもっと自由度が取れたのではないか
と、ふと考える事がある。』
という事でした。
もちろんお子様の様子を見ながら料理をしたいという要望は大切ですが、
その解決方法が対面キッチンが他の要素も同時検討したときにそれがベストなのか、
頂いた要望を守る事で本質的な豊かさがそぎ落とされてしまわないか
という事を検討して提案していかなくてはいけないと、考えさせられるお話でした。
お施主様からのお話が一番私自身を成長させてくださいます。
これからも色々なお話をお伺いしたいです。
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