Blog スタジオカーサの日常

最近、HEMS(ヘムス)が話題です。

こんにちは、スタジオカーサの樽角です。

最近、「GX志向型住宅」の補助金交付要件に新しく追加されたことで
「HEMS(ヘムス)」という言葉を耳にする機会が増えました。

家庭用太陽光パネルとほぼ同時期に発売されたにもかかわらず
長らく注目されていなかったHEMSが、この機会に改めて注目を集めています。

今回は、そんなHEMSについて、なぜ設置が促進されているか

私たち住まい手にとってのメリットから具体的な商品について

分かりやすくご紹介します。

 

HEMS(ヘムス)とは?

HEMSとは「Home Energy Management System

(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」の略称で

家庭内のエネルギー消費を見える化し、効率よく管理するためのシステムです。

電気やガス、水道など家庭のエネルギー使用状況を一元管理でき

スマートフォンやタブレットで簡単に確認・操作ができます。

最近では、「ECHONET Lite(エコネットライト)」という通信規格に対応した

家電が増えており、HEMSとの連携が簡単にできるようになっています。

家電の買い替え時にHEMS導入を検討すると

より効果的なエネルギー管理が可能になります。

 

HEMSの設置に補助金が付く理由

HEMS設置に補助金が付く理由は、国にとっても大きなメリットがあるからです。

実は国は、HEMSを2030年までにすべての住宅に普及させる目標を掲げています。

将来的には義務化を視野に入れており、そのために補助金制度を活用して

HEMSの普及を促進しようとしています。

 

国にとってHEMSを設置するメリット

国は2050年までにカーボンニュートラルの実現を国際公約としています。
それに向けてHEMSの普及には、次のように国としてのメリットがあります。

  • エネルギー供給の安定化
    • 家庭でのエネルギー使用が最適化され、ピーク時の電力需要を抑えることができ
      エネルギー供給が安定します。
  • 環境負荷の低減
    • 国全体のエネルギー使用効率が高まり、温室効果ガス排出の削減に大きく貢献します。
  • 政策立案の効率化
    • 家庭のエネルギー使用データを収集・分析し
      より効果的なエネルギー政策やインフラ整備を進めることができます。

 

住まい手にとってHEMSを設置するメリット

HEMS導入は住まい手にとってもメリットがあります。

  • 省エネ効果
    • 家電のエネルギー使用量をリアルタイムで確認でき、無駄をすぐに発見できます。
    • 節約意識が自然に高まり、無理なく省エネが実現できます。
  • 光熱費の削減
    • 電力使用のピーク時間帯を把握し、電気料金が安い時間帯に家電を使用することで効率よく節約できます。
  • 電気料金上昇への対策
    • 将来的に電気料金が上がった際にも、使用量を適切に管理することで家計負担を抑えることができます。

 

AIの普及でHEMSはもっと進化!

AI技術の進歩によって、HEMSはさらに進化することが予想されます。

  • 予測制御で省エネ効果UP
    • AIが各家庭のライフスタイルを学習し、最適なエネルギー使用を予測・制御します。
  • 自動最適化機能
    • 人が意識しなくても自動的に最も効率的なエネルギー使用を管理します。
  • メンテナンス予測
    • 家電の故障やメンテナンス時期を予測し、トラブルを未然に防ぎます。

 

HEMS製品のご紹介

HEMS導入を検討中の方に、代表的な2つの製品をご紹介します。

パナソニック「AiSEG2」

  • 太陽光発電や家庭内の電力使用量をリアルタイムに把握
  • スマホで外出先から家電を操作可能
  • 快適な室内環境を自動で維持

▶ 詳細はこちら(AiSEG2製品情報)

Nature「Nature Remo E2」

  • コンセントに挿すだけの簡単設置で工事不要
  • 太陽光発電や蓄電池などECHONET Lite対応機器との連携可能
  • 専用アプリで遠隔操作も可能

▶ 詳細はこちら(Nature Remo E2製品情報)

 

エネルギーコストの上昇と地球温暖化の抑制は

早急に対応する必要のある社会問題です。
HEMSを導入して
ただただ電気の使用をガマンして生活するのではなく

制御をオートメーション化することで

スマートで快適な省エネルギーによる自然環境の保護と

家計防衛を目指してみてはいかがでしょうか。

 

この記事を書いた人

樽角 健一
設計・インテリア担当

樽角 健一

Kenichi Tarukado

樽角 健一の書いた記事

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