Design Ideas 設計の思想

対話の中から、
住む人の暮らしを設計する

建てる人、暮らす人を知ること

家を考えるには、家を建てる人、そこに暮らす人を知ることが欠かせません。
どんなことが好きで、どんなことが嫌いなのか。朝何時に起きて、何時に眠るのか。どんな瞬間がリラックスできるのか。何を見たら嬉しいのか。
たくさんのことを聞きながら、人のことを知ることからスタートします。

土地を知ること

北向きならば北向きに合わせた設計を、狭小地ならば小さな空間に合わせた設計を。
その土地に自分の足で立ってみて、ご家族に合わせた空間、暮らしを想像しながら設計します。 理想のプランに辿り着くまで、多い時には20～30枚描き直します。
お客様にお見せするのはたった1枚でも、お客様の暮らし方や将来の土地状況を考えて何度も何度も描き直しています。もっとも大事なのはその土地での暮らしを考えることです。それがなければ、100回描き直しても良いプランにはなりません。

自然を取り込むこと

陽の光や吹き抜ける風、目線の先にある自然、座った時の目線に自然を入れる。
家に自然や風景を取り入れることを大切にします。

空間を彫刻すること

彫刻するように、削ぎ落としながら空間をつくり込みます。
お客様の要望を取り入れるけれど、削ぎ落としながらベストな空間になるように考えます。
住み続けたことを考えた時に調和が取れるように、色、素材を全て考えて空間をつくります。

感情をデザインすること

心地いいや気持ちいいは、暮らす人が感じる自発的な感情です。
しかし、暮らす人が「ここは気持ちいい場所だ」「心地いい空間だ」と感じるようにに背中を押すことはできます。 お客様の感情をデザインする設計を心がけます。