注文住宅でおさえておきたい寸法のはなし
- Category:暮らしの風景(設計士ブログ)
- Writer:小山 郁美
こんにちは!スタジオカーサ小山です^^
今回にテーマは、注文住宅で必要な寸法の話です。
新しく建てるお家で、いざ暮らしてみて使いづらくて失敗だったな、なんて思いたくないですよね。
計画を始める前に抑えておきたい寸法が、身長と、片手をあげた時の床から手の先までの高さです◎
これさえおさえていただければ生活に必要な寸法がわかります◎
【身長からわかる事】
①キッチンの理想の高さ=身長÷2+5cm
②洗面台の理想の高さ=身長÷2
・・・肘からの水垂れが起こりづらくなります。
ただ、洗面で洗髪をする等、特殊な使い方をされる場合は調整が必要です。
③1畳・1坪のスケール感覚がつかめる
・・・1畳が有効寸法で780㎜×1690㎜なので、平均的な身長の人がすっぽり1畳におさまる大きさなんです◎
身長と両腕を広げた長さは同じなので、床に両腕を広げた状態は1坪の広さ感を掴む事が出来ます。
【片腕を上げた時の高さからわかる事】
①物干しの適切な高さがわかります
高さ+10cm(ハンガーの高さ)・・・クローゼットも上の段はどうしても使用頻度が低くなるので、床面から天井にかけて有効的に使いたいかと思います。この寸法で検討をすると無駄がない収納計画が出来ます◎
②棚置き収納の高さの限界値が知れる
③窓の開閉高さがわかる・・・プライバシーや日射や風を有効に取り入れるという観点で、高い位置に窓を取り付けるケースが多くあります。開かずの窓にならないように必要な寸法になります。
④壁付照明の高さ
直接目線の高さにあるとまぶしいのですが、手を伸ばした高さを基準で検討をすると丁度良く感じます。
また、照明が切れた時もメンテナンスがしやすいです。
これから住宅をご検討されるかたは是非測ってみてください^^