建物エンベロープという言葉があります。
壁、窓、ドア、屋根、床など、建物の内と外の熱を遮る
構造物を指します。

エンベロープ=封筒 気嚢(気球の)という
意味があり気嚢が下から熱した熱を上に閉じ込めるので
気球は上昇し、もし穴が空いたら降下します。


降下はしないですが家にもエンベロープが大切
しっかりエンベロープが構成されていない家では
暖房器具で温められた空気は上昇し
熱をもった空気はそのまま上から抜けていきます。
そして温められた空気の代わりに下から
入ってくるのが冷たい外からの空気
これが「すきま風」です。

すきまのある家は4つの問題を抱えてしまいます。

①結露
すきま風が壁の中に自由に出入りすることで
壁の内側で結露が発生する危険性が高まります。

②省エネ
室内で温めたり冷やしたりした空気が
隙間からでていくことで、エアコンが必要以上に
稼働します。

③換気
隙間があることで家のあちらこちらから空気が
出入りすると
計画的な換気ができなくなります。

④健康
①②③が起きることにより
換気ができず(シックハウス)
室温が安定せず(ヒートショック)
カビが発生する(ハウスダスト)
このような環境では健康ではいられません。

家の気密性能を高めることで解決する問題は多く
気密性能なくては健康で快適なお家はできないのです。