移住を機に、生活の質を上げる住まいを叶えました

建売を購入して住んでいましたが、転勤のない働き方になったり、家での時間が長くなったりしたことで、自分たちの暮らしを見つめ直すようになりました。

夫婦で話し合い、「生活環境を変えていい家に住みたい」と、住んでいる家を売却して移住をすることを決めました。

新居を建てる土地を持っていない私たちを冷たくあしらうことなく、親身に丁寧に対応してくださったことが印象的でした。

設計士さんが「すぐに土地が見つからなかったとしても大丈夫なので、どんな暮らしをしたいかイメージは持っておきましょう」と言って、私たちの家への想いをしっかりと聞いてくれたことを覚えています。

デザインと性能のバランスです。

家を建てるにあたり、「生活の質を上げたい」ということが大きな希望でした。
朝が寒い、陽当たりが悪いなどのストレスのない、健康的な暮らしがしたいと思っていたので、住宅性能の高さは魅力に感じました。

また、性能の高さを数値などでただアピールするのではなく、思い描く暮らし方を形にするために性能も当たり前にきちんと確保する、という姿勢にも共感しました。

暮らしの中で自然を感じられるよう、LDKの一角にフルオープンになる大きな窓とウッドデッキを設けています。

玄関からLDKに入った時に最初に目にするのが、この大きな窓からの庭の景色。
私たちのお気に入りの空間であり、遊びに来た友人も「すごい」と驚くポイントです。

ウッドデッキにテーブルを出して食事をしたり、芝生でBBQをしたりと、自然を身近に感じながら暮らせています。

花を飾ったり、梅酒や梅干し、味噌を手作りしたりと、四季を大切に、旬を愉しむ暮らしをしていた私たちにとって、キッチンは大切な場所でした。

そこで、壁付けキッチンにアイランドカウンターを組み合わせて、広々と作業ができるようにしています。
アイランドカウンターに植物や野菜を置いて作業台として使えるほか、大好きな花が映えるように、光や風の入り方も計算してもらいました。

スタジオカーサさんのOB宅見学を何件かさせてもらううちに、リビングから見た時の階段まわりのデザインが素敵な家が多いことに気づきました。

階段は移動のための動線ですが、毎日使い、常に目に入る大切な要素だと思い、我が家もスケルトン階段を採用して抜け感を出すなど、生活の中での見え方も意識してデザインしてもらいました。

寒い日は、朝、窓の外側が結露しているのですが、インターネットで調べたところ、それは断熱性能が高いから起こる現象だとわかりました。
それを知って以来、窓の外側の結露を見ると我が家の性能の高さを感じ、うれしくてニヤッとしてしまいますね。

軒が深いので暑い日も日射が直接窓に当たらず、エアコンを少し止めても快適に過ごせます。

庭の植栽やまわりの山、海風、カマキリやバッタといった生き物などを身近に感じることで、自然への感謝や心のゆとりが生まれました。

日々の生活の質を上げることができ、家での暮らしを大事にできていると実感しています。
好きな場所で好きなことができる、とても幸せな時間を送っています。

以前、設計士さんが家に来てくれた時、「暮らし続ける中でいい家になっていきますね」と言ってくれたこともうれしかったです。

気をつかわず意見を言え、会話のキャッチボールをしながら家づくりができました。

設計士さんの言葉には、常に嘘がなく、説得力や提案力がありましたね。それは、設計士さんが実体験から生まれる「自分の言葉」で話をしてくれていたからだと思います。

数多くの家づくりを通して施主一人ひとりとたくさん会話をして、さらに引き渡し後も住み手がどう暮らしていくかをきちんと見ているのだと感じました。

外観であれば美しさを考慮して正面にダクトを配置しないほか、雨だれの汚れが気にならない設計にしたり、室内では幅木や床の見切り材などの美しさにまでこだわったりと、細かい部分までクオリティが高く、品位がある家づくりにも感心しています。

自分たちのすごさを自慢したり、売り込んだりすることがない、スタッフみなさんのふんわりとした居心地のいい雰囲気が、プロ集団の証なのかなと思います。